バレリアン – Valeriana officinalis

バレリアン

中枢神経系に対して鎮静作用があるため、
気持ちが動揺しているときや痛みがあるときに鎮めてくれます。

不安で眠れないときや頭痛がするときにもおすすめです。

心臓を丈夫にして血圧を下げる作用があることも知られています。
摂りすぎると血圧が上昇しますので、長期にわたる使用は避けましょう。

ドイツではたばこや化粧品などの香りづけに利用されています。
※ご注意:バレリアンは就寝前のみ。それ以外に飲んだ場合は機械操作や車の運転は禁止。

バレリアンの詳細

バレリアンは、ヨーロッパとアジアの温帯地域が原産ですが、
現在では、ほとんどの国で栽培されています。

鳥の羽のような葉を持ち、湿地を好みます。
ハーブとしては根が用いられます。
根の収穫は秋で、根を乾かすと独特な香りがします。

この根をハーブティーとして飲みます。

バレリアンは、ラテン語で 万能薬という意味です。
昔から様々な病気の治療に用いられてきました。
現在では、不眠の治療と不安をやわらげるためのハーブとして用いられています。

効果

不眠症

バレリアンは、不眠の患者さんにとても効果があります。
健康な人に400-900mgのバレリアン根キスを飲ませたところ、寝つきが早くなり、熟睡できた、という報告があります。

二重盲検法で調べた結果では、不眠症の40-80%の人に、このバレリアンが効くことがわかりました。

睡眠薬は、人によって眠気がずっと続いてしまうことがありますが、
バレリアンは、朝まで残るという報告はありますが、依存症になる心配はないといわれています。

不安といらいら

バレリアンは、抗不安薬としても試されていて、緊張を和らげ、いらいらを抑える働きがあるといわれています。

過敏性腸症候群と片頭痛

ストレスがかかって緊張すると、下痢になったり腹痛が起こる、過敏性腸症候群と
ストレスで誘発されて、頭がキリキリ痛む片頭痛は、バレリアンがおすすめ。

薬理作用

脳内物質のギャバの働きが鈍ると、不安が起こってきます。
バレリアンは、脳細胞からのギャバの放出を増やしたり、神経への再取り込みを抑えて、ギャバの働きを強めます。
また、ギャバA受容体にくっついて、不安を取り去ります。
さらに、バレリアンには、抗不安薬や睡眠薬などのベンゾジアゼピン系薬物が、ベンゾジアゼピン受容体にくっつきやすくする働きがあります。
この働きが、脳内のギャバを増やして、眠気を起こします。

薬物相互作用

抗ヒスタミン薬のシプロヘプタジン、ペントバルビタール、アルコールとは一緒に飲まないでください。