果実(米粒)。
主な成分
デンプン(75%):主にアミロペクチン(α-アミロース)とß-アミロース、アルブミノイド、ビタミン類:チアミン、リボフラビン、ナイアシン、タンパク質(0.7%)、アミノ酸、脂肪、グルチン、セルロース、鉄、カルシウム、繊維。
薬理作用
白米には止瀉、鎮痛、抗炎症作用がある。外用では、茹でた米の温湿布は消炎、鎮痛作用があり、腫れ物や膿瘍の排出を促進する。難消化性デンプンはプレバイオティクスとして働き、健康な腸内環境を作る。
玄米は繊維質が多いため、穏やかな緩下作用がある。
米の果実から抽出されたデンプンは、工業用としても利用されている。
効能・効果
– 白米、小麦粉:胃炎、下痢;局所:皮膚疾患、骨関節炎、筋拘縮、外傷、できもの、膿瘍。おむつの使用による皮膚炎は、米のでんぷんを粉砕して乾燥させた米粉でも治療できる。
– 玄米:便秘、高脂血症、動脈硬化の予防。玄米の摂取は糖尿病の有病率の低下とも関連している。
用法・用量
– 食用。
– 浸透圧の低さから、下痢止めとして使用することが非常にポピュラーである。
– 外用:茹でた米を熱い絆創膏のように貼る。