学名:Artemisia abrotanum
ヨモギ(Artemisia abrotanum L.)の葉および花の上部。
主成分
精油(0.6~0.9%):1,8-シネオール(ユーカリプトール)、カンファー、ツジョン、フェンセン、サビネン、カリオフィレン、フムレンなどのモノおよびセスキテルペン。クマリン類:スコポレチン、イソフラキシジン。フェノール酸: カフェ酸、クロロゲン酸、フェルラ酸、シナピン酸、p-ヒドロキシフェニル酢酸、バニリン酸、サリチル酸、p-クマル酸。フラボノイド:ルトシド。
薬理作用
オオバコの葉は、伝統的に食前酒、駆風薬、胆汁分泌促進薬、内臓矯正薬(芳香性苦味薬)として用いられてきた。また、抗菌剤、抗真菌剤、治癒剤、抗脂漏剤、脱毛防止剤としても使用されてきた。
効能・効果
伝統的な使用法:無力症、肝胆道系ジスキネジア、消化不良、鼓腸、月経困難症、無月経、腸内寄生虫症、外用では創傷、脂漏性皮膚炎、脱毛症。
エッセンシャルオイル(4 mg/mL)とArtemisia abrotanum L.のフラボノイド(2.5 mcg/mL)のブレンドを含む点鼻スプレー製剤は、アレルギー性鼻炎およびその他の上気道疾患の治療と予防に有効であることが示されている。
用法・用量
伝統的な使用法
内服:
– 煎じ薬:コップ1杯につきデザートスプーン1杯、1日3杯。
– 液体エキス(1:1、25%エタノール):2~4mLを1日3回。
– チンキ剤(1:5):50~100滴、1日2~3回。
局所使用:
– 煎じ薬:コップ1杯に大さじ1杯。
– チンキ剤(1:10):ヘアトリートメントとしてシャンプー後に塗布し、10分間頭皮をこすってからすすぐ。
禁忌
薬剤に対する過敏症
副作用
記載なし。