全草
主成分
ゲンチジン酸、没食子酸、没食子酸メチル、テトラガロイルキン酸、没食子酸、エラグ酸、ヒペロシド、イソクエルシトリン、ケルセチン配糖体没食子酸塩、ケンフェロール配糖体、ケンフェロール配糖体没食子酸塩のほか、ノルフリーデラン:A-Lグリフィミンが報告されている。
薬理作用
Galphimia glaucaの葉はin vivoで抗アレルギー作用と抗不安作用を示した。
効能/推奨
メキシコでは、胃潰瘍、外傷、傷、腎臓や子宮の炎症、リウマチ、アレルギー、睡眠障害、不安症の治療に特に人気がある。
152人の患者を対象とした無作為二重盲検臨床試験で、抽出物(ガルフィミナB 8.3 mg/g)を4週間経口投与したところ、ロラゼパムと同様に不安を有意に軽減し、治療上の忍容性がより高いことが示された。
用法・用量
黄杞(Galphimia glauca Cav.)の葉と茎をあらかじめヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒で抽出した乾燥精製水添アルコール(60%エタノール)抽出物は、50.3mg/gのガルフィミンBを含有し、無作為二重盲検臨床試験においてロラゼパム(0.5mg)より優れた抗不安作用を示した。このエキスは、1日2~4カプセル(348mg/カプセル、1カプセルあたり0.175mgのガルフィミンB含有量に相当)を12週間投与された。この研究では、ハミルトンAスケールで20点以上の全般性不安障害と診断された104名(平均年齢40歳)が対象となった。どちらの治療法も、最初の1週間で不安の有意な軽減を示し、それは時間の経過とともに増加した。エキスを用いた治療では、ハミルトンAスケールで11.5ポイントの減少を示し、ロラゼパムでは12.40ポイントの減少であった。イエローフィーバーフュー抽出物はまた、ほとんどの患者において安全であり、忍容性も良好であることが示された。