Lavandula latifolia Medikus ラベンダー スパイク

学名:Lavandula latifolia Medikus

花の頂部。

ヨーロッパ薬局方には、ラバンデュラ・ラティフォリア・メディクの花頂を蒸留して得られるアルケマ精油(Spicae aetheroleum)が記載されている。

主成分
エッセンシャルオイル(1%):リナロール34~50%、シネオール16~39%、カンファー8~16%が主成分。リモネン、α-テルピネオール、トランス-α-ビサボロールも含む。酢酸リナリルの含有量は1.6%を超えてはならない。

薬理作用
エッセンシャルオイルには防腐作用と鎮痙作用があると言われている。大腸菌や黄色ブドウ球菌に対する抗菌作用も実証されている。

アルケマのエッセンシャルオイルには、カンファー(粘液溶解作用)とシネオール(去痰作用)が含まれているため、鼻詰まり防止作用がある。

この作用は、クマリン、7-メトキシクマリン、カリオフィレンオキシドに起因している。

樟脳のような心地よい香りのため、化粧品や香水の調合において、有機的な感触の補正剤としてよく使用される。

効能・効果
伝統的にラベンダー(Lavandula angustifolia)と同様の性質と用途があるとされている。

無力症、消化不良、胃腸痙攣、肝胆道機能障害、胃腸炎、鼻炎、咽頭炎、気管支炎、皮膚感染症、創傷などの治療によく用いられる。多くの地方では、あらゆる病気の治療に役立つ万能薬と考えられている。

ポソロジー/使用法
一般的な使用法:煎じ薬、1カップにデザートスプーン1杯、1日2~3カップ、食後に、または洗浄や湿布の形で外用する。

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