植物全体が使用されますが、花が咲いた部分だけ、または根だけが使用される場合もあります。
主な構成要素
アルカロイド、アントラキノン、クマリン、フラボノイド(ルテオリン、シナロシド、ケルセチン、ルペオール)、ラクトン、セスキテルペン配糖体、タンニン、ステロイド(シトステロール)の存在が報告されています。この植物の茎と葉には、フィトステリンが分離されたラテックスが含まれています。
薬理作用
この薬は伝統的に、下剤、駆風剤、胆汁分泌促進剤、利尿剤、浄化作用があると言われています。この薬剤によく見られる抗炎症作用、抗酸化作用、鎮痛作用、解熱作用は動物モデルで実証されており、抗不安作用も同様に実証されています。局所的に使用すると治癒作用、抗炎症作用、鎮痛作用があります。
生体内での研究では、アザミの地上部の水エタノール抽出物およびジクロロメタン抽出物はクロナゼパムと同様の抗不安効果を生み出しました。
適応症/推奨事項
発熱、無力症、炎症、リウマチ、感染症、一般的な痛み、肝胆道系運動障害、消化不良などの治療に広く使用されています。同様に、根は駆虫剤として使用され、茎は強壮剤および鎮静剤として使用されます。利尿作用があるため、体液貯留や膀胱炎などの利尿作用を高めるために使用されてきました。局所的には、傷、皮膚炎、中耳炎の治療に使用されてきました。膿がたまった傷の治療に湿布剤として使われてきました。
用量/使用方法
抽出方法: カップ1杯につきデザートスプーン1杯を10分間抽出します。 1日3杯、食後にお飲みください。絆創膏:湿布剤(アザミの葉から作ったもの)を傷の患部に貼ります。
予防
この植物の乳液は接触性皮膚炎を引き起こす可能性があります。